においの基礎知識
汗臭(ワキ臭)
汗臭(ワキ臭)の特徴
「汗臭(ワキ臭)」は、新陳代謝が活発な10代半ば~20代半ばに強く感じます。「汗臭(ワキ臭)」は、常在細菌が「皮脂」と「汗」を代謝することで発生します。汗をかきやすいワキを中心に発生し、酸っぱい臭いが特徴です。
- 代謝の活発な10代半ば~20代半ばに強くなる
- 皮脂と汗を、常在細菌が代謝・分解することで発生
- ワキを中心に発生する
- 酸っぱい臭いが特徴

汗臭(ワキ臭)の発生メカニズム

エクリン汗腺 から汗が分泌されます。エクリン汗腺は全身に分布しています。

アポクリン汗腺から汗が分泌されます。アポクリン汗腺はワキや乳輪など体のごく一部に分布しています。

皮脂腺から皮脂が分泌され汗と混ざり合います。汗や皮脂には臭いはありません。

皮膚にいる常在細菌が、汗や皮脂をエサとして代謝し、増殖します。代謝した後の排出物が臭いです。
Approach汗臭(ワキ臭)の対処法
最適なデオドラント剤の活用 「 汗を抑えて殺菌する!」
「汗臭(ワキ臭)」対策には汗を抑え、殺菌することが大切です。そのためにはデオドラント剤を活用するとよいでしょう。また、デオドラント剤は汗をかいてから使用するという方もいるかもしれませんが、正しい使用のタイミングは「汗をかく前」です。常在細菌が増殖する前にデオドラント剤を使用しましょう。また、「汗臭(ワキ臭)」は主に10代半ばから20代半ばに多く発生しますが、40代以降も汗はかくのでケアは必要です。

朝は、汗をかきやすいワキに、密着度が高く持続力に優れたスティックタイプかロールオンタイプのデオドラント剤を使うとよいでしょう。胸や背中が気になる場合にはウォータータイプかスプレータイプが使いやすいでしょう。

朝にデオドラント剤を使用しても、汗をかくとそれをエサに菌は増殖していくため、6時間くらいたった昼に、汗、皮脂、菌を拭き取り、殺菌できるペーパータイプがおすすめです。また、その後にスティックタイプやロールオンタイプ、ウォータータイプ、スプレータイプで再度ケアするのもいいでしょう。

夜は、入浴時に1日の汗や皮脂をしっかり洗い流しましょう。入浴後、睡眠中の汗が気になる場合にはウォータータイプかスプレータイプで予防するとよいでしょう。