においの研究 ワキ臭7タイプ

研究成果1 日本人男性のワキ臭は7タイプに分類できる。
主なにおいは、「ミルクのような」「カレースパイスのような」「酸っぱいような」の3タイプ！

3タイプが占める割合は、全体の8割弱

研究成果2 におい強度と年齢の関係性を追究。
ワキのにおいの強さは、10～20歳代の若者が最も強い！

9割の男性は「他人に感じられる程度」のワキ臭を持っている

「ワキのにおいの強さ」を6段階で評価したところ、10～60歳代の日本人男性118人うち、約4割が「強いワキ臭」以上（におい強度4以上）のワキ臭を持つことがわかりました（図3）。におい強度4は、すれ違うときに他人にも感じられる程度の強さのにおいです。におい強度3は、エレベーターや満員電車などの密接状態になると他人にも感じられる程度の強さで、におい強度4以上と合わせると、9割が他人に感じられる程度のワキ臭を持っていることがわかりました。

また、ワキ臭の強度は10～20歳代で最も高く、30歳代以降は減少する傾向にあります（図4）。しかし、一方で高齢者でも強度の高い被験者は存在し、同世代でも個人差が大きいと言えます。

研究成果3 ワキの強さと本人の意識を調査。
ワキ臭の強い人でも、13％は自分のワキ臭に気づいていない！

強いワキ臭は、本人の意識に大きな影響を及ぼす

研究成果4 ワキ臭タイプ別ににおい強度は異なることが判明。
また、ワキ臭タイプは加齢とともに変化。

カレースパイス様臭を持つ人は、ワキ臭が強い傾向アリ

日本人男性の主なワキ臭タイプであるM型・A型・C型のにおい強度を比較するため、それぞれのにおいをメインタイプとして持つ10〜20歳代の男性41名を官能評価したところ、C型・A型の強度が高く、特にC型をメインタイプに持つ男性は他のタイプに比べてワキ臭が強いことがわかりました（図7）。