マンダムの強み「アジアの生活者へのお役立ち ~アジアに特化したグローバル展開~」 "Oyakudachi" to the consumers of Asia -Expanding globally with a focus on Asia-

ウォンツを掘り起し、世の中に新しい価値を提供しています

アジアに広がる“お役立ち”

マンダムグループでは、海外を生産地(安く生産し、日本に輸入して販売する)としてではなく、市場として捉え、商品を通じて現地の生活者に“お役立ちする”という思想で、海外事業に取り組んでいます。
海外への進出は、1958年のフィリピンにおける技術提携会社「丹頂コーポレーション」の稼動により始まりました。その後、1969年にインドネシアに合弁による子会社を設立。以降、展開を広げ、現在は海外10の国と地域・12社で事業を行っています。さらに、インドネシアからの輸出により、世界の貿易のハブとなっているドバイ(UAE)を経由し、中東やアフリカなど、90カ国以上に商品を届けています。

徹底した現地化により、その国その人のためのおしゃれを提供

「優良廉価の大衆普及」の精神が、創業時からマンダムには息づいています。海外での展開においても、それぞれのエリアの最も一般的な大衆層をターゲットとし、日本での商品にとらわれることなく、各国の大衆層である生活者のニーズやウォンツに対応するために、徹底した現地化を推進。それぞれの国と地域の、それぞれの生活者に対して「生活者発と生活者着」を徹底した商品開発を行い、生活者のニーズやウォンツが存在すれば、たとえ日本での開発経験のないカテゴリーであっても果敢にチャレンジし、多種多様なカテゴリーを展開しています。

また、国と地域によっては、大衆層の所得水準も異なるため、それぞれの生活者の購買力に合わせ、商品のサイジングを追求するなど、決して無理をせず、おしゃれを楽しめるような価格で、商品を提供しています。また、現地に合わせた商品開発や、コミュニケーション強化による生活者との接点拡大を図った結果、アジアにおける「ギャツビー」の認知度は、展開している多くの国で80%を超えるなど、非常に高い認知率を誇っています。

使いやすさを工夫し、さまざまな地域に入り込んでいきます

生活者に合わせた商品の生産・供給体制を整備

ひとりでも多くの生活者に商品を知ってもらい、手に取ってもらえるように現地代理店とパートナーシップを組み、幅広い流通網を構築しています。
特に1万3千以上の島々からなるインドネシアは、都市部にあるような近代的な組織小売業から、伝統的な零細小売業に至るまで、ほぼ全域にわたって商品が流通しています。これにより、交通インフラの整っていない地域でも、生活者は身近な販売店で商品を購入することが可能です。

またマンダムは、日本・インドネシア・中国の3拠点に4工場を持ち、その国、その時代によって変化する生活者の嗜好性、ライフスタイル、購買力に合わせた商品を生産・供給しています。日本の福崎工場は、グループのマザーファクトリーとして位置づけ、日本の最新トレンドや多様化する生活者ウォンツに対応した高品質な商品を生産するとともに、グループの生産拠点への技術支援を行っています。インドネシアの工場は、成長するアジアの化粧品市場を見据えた生産センターとして、プラスチック容器製造から商品化までが行える生産設備を有しています。中国の工場は、巨大な中国国内市場に商品供給するとともに、マンダムグループの生産補完も担っています。

さらなる成長に向けてインドシナエリアを開拓

現在、海外展開においてはインドネシアを主力市場、これに続く将来の成長エリアとして、インドシナエリアを育成市場として、2015年1月には、ベトナムにMandom Vietnam Company Limitedを設立し、本格展開に着手しました。
ミャンマー、カンボジア、ラオスについても、流通網の構築と市場開拓に取り組んでいます。