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コミュニティ参画・発展 教育支援の取り組み2016.08.22
公益財団法人 西村奨学財団の奨学生41名による工場見学を実施しました。
2016年6月29日(水)に公益財団法人 西村奨学財団の第17期奨学生41名が福崎工場(兵庫県神崎郡)を見学しました。
公益財団法人
西村奨学財団は、東南アジア・東アジア諸国及び地域からの留学生に対して奨学金の援助を行うことにより、より充実した勉学・教育及び研究を継承させることを目的に、株式会社マンダム前社長の故西村育雄によって1999年に設立され、現在、現代表取締役社長執行役員の西村元延が理事長を務めています。
財団の運営はマンダム株の配当金によって成り立っており、留学生が生活のためにアルバイトをする必要がなく勉学に集中できる生活環境を提供したいという思いから、こうした奨学財団としては比較的高い水準の奨学金を支給しています。また、財団の設立以来、奨学生が在籍する指定校は年々増えており、現在では、関西にある16の大学が指定校となっています。
西村奨学財団の奨学生による福崎工場の見学は、日本留学中に生産技術や環境対策などで今後の参考にしていただくとともに、日本をより深く理解していただくことを目的として行っており、年1回の恒例行事となっていますが、今回も、インドネシア、マレーシア、ベトナム、タイ、バングラデシュ、中国、韓国、モンゴル、スリランカ、ソロモン諸島など多様な国と地域からの合計41名(男性23名・女性18名)の奨学生が参加されました。
当日、奨学生の方々は、マンダムグループの海外進出の歴史やグループ生産拠点のひとつとしての福崎工場の機能や役割、品質管理に関するポリシーなどについて学んだのち、見学用の白衣に着替え、工場内の主要な生産ラインを見学されました。
見学後、昼食を挟んで行った質疑応答では、製造の工程や品質管理、排水の処理、労働における安全衛生などについての質問のほか、マンダムグループ全体の事業概況や世界情勢を見据えた今後の方針、自らの研究活動の視点からの質問や意見など、留学生ならではの積極的な対話も行われました。
マンダムでは、こうした海外からの留学生との取り組みや対話を通じて、多くの可能性を秘めたアジアの若者との交流を深め、各国の発展に貢献できる人財の育成に少しでもお役立ちできるよう、今後も努めてまいります。