サステナビリティニュース Sustainability News
コミュニティ参画・発展 教育支援の取り組み2016.10.18
スーパーグローバルハイスクール大阪府立千里高等学校 秋休み企業訪問研修2016を実施しました。
10月6日(木)、大阪府立千里高等学校の生徒8名が来社され、秋休み企業訪問研修2016を開催しました。
文部科学省では、高等学校等において、グローバル・リーダー育成に資する教育を通して、生徒の社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付け、もって、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図る「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」事業を平成26年度より推進しています。
大阪府立千里高等学校さまは、SGH指定校のひとつとして、国際的な課題について、ステークホルダーがWin-Winの関係となるような提案を行う力である以下の5つのグローバル・マネジメント力を備えたリーダーを育成するための教育課程の研究開発を推進されています。
- 高い社会貢献意識
- 国際的課題についての多面的な視点と深い理解
- 国際的課題について他者と連携・協調しつつ探究する力
- ステークホルダーがWin-Winの関係となるよう柔軟かつ創造的な提案を行う力
- 高いレベルのコミュニケーション・ツールとしての英語力
当日は、「マンダムの事業活動とCSRの考え方」をテーマに、約90年のマンダムグループの事業活動の歴史を簡単に説明したあと、国連グローバル・コンパクトの4分野10原則や2015年9月に採択された持続可能な開発目標(SDGs)などの国際社会全体の枠組みを紹介させていただきながら、CSR/サステナビリティにむけた弊社の取り組みの状況や今後の方向性、その基本となる考え方などについて、講義形式にて説明させていただきました。
また、講義の後には、生徒の皆さま一人ひとりから質問やコメントをいただいたほか、インドネシアやフィリピン、インド、そしてドバイを経由してアフリカ諸国など海外で実際に販売されている商品を手に取って体感していただきながら、日本と海外の文化や生活習慣、嗜好性の違いなどを紹介させていただきました。日本では販売されていないフレグランス商品の香りなど色々と試しながら、生徒の皆さんと一緒にわたしたちもグローバル市場の広さや多様性について考える良い機会になりました。
今回の研修を通じて、CSR/サステナビリティについての内容は、難しい専門用語や聞き慣れない言葉も多く、一つ一つ丁寧な解説や具体的な事例を紹介しながらの説明が必要であることを、改めて実感しました。また、参加された生徒のなかには、ワークライフバランスや女性活躍推進などについて研究されている方もいて、次の時代を担う若い世代の労働慣行課題に対する意識の高さも実感しました。
マンダムグループとしてのCSR/サステナビリティにむけた体系的な活動の推進は、2015年9月に国連グローバル・コンパクトへの盟約を表明するなど、まだ始まったばかりですが、こうした若い世代と対話する機会も増やしながら、今後も多様なステークホルダーの皆さまからの期待と要請に応える事業活動の推進に尽力してまいりたいと思います。
[コメント]大阪府立千里高等学校 教諭 今岡仁美さま
今回は、本校生対象の研修を実施していただき、ありがとうございました。生徒はもちろんのこと、私自身、会社を訪問させていただいた経験がありませんでしたので、今回の訪問を楽しみにしておりました。
社内を案内していただいた後、製品を実際に手に取りながら、貴社の歴史について詳しくお話をしていただきました。また、海外での勤務経験についてのお話も交え、海外での多様な文化や慣習に合わせて優良かつ廉価な製品を普及させていくこととはどういうことかということも語っていただきました。
生徒たちにとっては、貴社の雰囲気や取り組まれていることなど、いろいろなことを感じ、学ぶ貴重な機会になったと思います。今回の訪問に際してご協力いただきました貴社の皆様に心よりお礼を申し上げます。