サステナビリティニュース Sustainability News
コミュニティ参画・発展 教育支援の取り組み2018.10.12
支援学校・支援施設にて「身だしなみ教室」を開催しました。
マンダムでは、知的障がいを持つ方の自立支援の一環として、就労するにあたり社会で必要とされる“身だしなみ”を身につけていただくことを目的に、「身だしなみ教室」を実施しています。
2018年8~9月度には、下記の支援学校・支援施設で開催しました。
- 8月30日(木)L’s College おおさか さま (参加者:19名)
- 9月14日(金)いずみ野福祉会 シュレオーテ さま (参加者:11名)
開催にあたってそれぞれのご担当者さまと事前打ち合わせを行ない、L‘s College おおさかさまでは、社会生活を送る上で必要な身だしなみを習慣化するよう意識づけを行いたいとの依頼があり、化粧品を実際に使用しながら、おしゃれと身だしなみ(マナー)の違いについて理解を深めた後、企業実習先で必要となるケースが多い制服着用時の身だしなみ(ルール)についての注意点を講義内容に組み込みました。
また、いずみ野福祉会 シュレオーテさまでは、化粧品を正しく使う実体験をしっかり学習してほしいとのご要望があり、身だしなみチェックシートをイラスト入りの資料に改良し作成した上で、事前に予習の場を設けていただきました。
どちらの皆さんも、質問を投げかけると真剣な眼差しで応えてくださり、積極的に受講してくださったことが大変印象に残っています。
開催にあたりご協力いただきましたL‘s
College おおさかの皆さま、いずみ野福祉会 シュレオーテの皆さま、ありがとうございました。
[コメント] 社会福祉法人 いずみ野福祉会 シュレオーテ 藤井遥美さま
前年度に引き続き、今年もマンダムさまに身だしなみ講座を開催していただきました。
今年は今までと違い、男性利用者のみでなく女性利用者も一緒に学び、男性がひげそりを行なっているときには女性はパック体験、というように男性も女性も楽しめる講座をしていただきました。
昨年、一昨年と続けて身だしなみ講座を受けている利用者が、ちゃんと覚えてるよ!という風にたくさん発言しているのがとても印象的でした。一人ひとりの中に毎年教えていただいているものが積み重なっているのがうかがえました。
一人ずつ順番に洗顔を教えていただくときは、手のひらでゆっくりていねいに泡を立てて洗顔している方や、顔を泡だらけにしてどう?というように職員のほうを向く方など、それぞれの方法で練習しており、何より楽しそうにしていることが見ていて伝わってきました。また、女性のパック体験ではパックのつけ方がわからず職員となんとかつける方や、早く開けたくてうずうずしている方など様々な様子がありました。普段なかなか経験できないことができたと思います。
身だしなみ講座の翌週には、「顔洗うやつ、休みの日に使ったよ!」と報告してくれた利用者もおり、あらためて、身だしなみ講座を楽しんで受けたことや一度きりで終わらず講座後にもつながっていることを感じとても嬉しく思いました。
講座を開いていただいてありがとうございました。
[コメント] L‘s College おおさか 教員/支援員 井上雄揮さま
当事業所では4年連続で、身だしなみ教室としてマンダム様に指導をしていただきました。講師の方々は動画を交えて、分かりやすい指導をしていただき大変感謝しております。
実際に商品を使用して学ぶことができ、利用者の皆さんも日常生活での使用を意識しながら学ぶことができました。洗顔の実技指導では、利用者から「スッキリした」「気持ちが良い」と言う声がたくさん聞かれました。
利用者の皆さんは身だしなみ教室終了後、翌日から商品を使用して毎朝通所をされております。利用者同士で朝の身だしなみチェックを行い、互いに指導いただいた事を基に確認をして身だしなみについて意識を強く持って過ごされています。指導いただいたことを、しっかりと定着と継続させていきたいと考えております。
また、利用者だけでなく、職員としても勉強になることが多いものとなりました。普段から髭を剃る、洗顔、寝ぐせなど身だしなみに関しては指導はしておりますが、実際に教えていただいた講義内容を活かして、今後の支援に役立てて行きたいと考えております。
今後もよろしくお願いいたします。