サステナビリティニュース Sustainability News
コミュニティ参画・発展 教育支援の取り組み2019.7.17
支援施設で「身だしなみ教室」を開催しました。
マンダムでは、知的障がいのある方の自立支援の一環として、社会で必要とされる“身だしなみ”を身につけていただくことを目的に、「身だしなみ教室」を実施しています。
2019年4月～6月は、以下の支援施設1校で「身だしなみ教室」を開催しました。
- 4月19日（金）大阪障害者就労支援センター（参加者：24名）
大阪障害者就労支援センターを利用されている皆さまは、卒業後の社会生活にむけ実践訓練や企業実習などの就労準備をされている方々で、今回初めて開催させていただきました。ご担当者さまと事前に打ち合わせを行ない、受講者の方に伝わりやすいよう講義内容を工夫し構成しました。
当日は各自の身だしなみチェックからスタートし、鏡を見て自分自身で身だしなみの状態に気付く大切さを学んでいただきました。その上で「身だしなみ」と「おしゃれ」の違いや、相手によい印象をもってもらう清潔感のある身だしなみとは何かをスライドを見ながら理解を深めていただきました。
化粧品を使用して身だしなみの整え方を学ぶ体験コーナーでは、最初に洗顔フォームを泡立てて行う正しい洗顔方法を学んでいただき、試された方々のスッキリした顔を見られた他の方からも「洗顔をしてみたい」と声が上がり、多くの方に体験いただきました。体験コーナーでは洗顔以外に、髪の寝ぐせ直しや、洗顔後の肌の保湿、汗をかいた身体のにおい・ベタつきの拭き取り方などケア方法を学び、全員で身だしなみを整えていただきました。
最後の質疑応答では、多くの方から積極的なご質問をいただき興味をもって取り組んでいただけた様子が大変印象的でした。
開催にあたりご協力いただきました大阪障害者就労支援センターのスタッフの皆さま本当にありがとうございました。
［コメント］大阪障害者就労支援センター 船本孝宏さま
この度は、貴重な時間を頂き「身だしなみ教室」を開催していただきありがとうございました。就労を目指している利用者にとって素晴らしい体験となりました。普段あまり意識してすることがなかった身だしなみ。実際にマンダム様の商品を使っての実践は興味をひかれるものでした。また使った経験のある利用者も多数おられましたが、そのほとんどが有効には使えていなかったようで目からうろこでした。
実習では普段から洗顔や整髪に取り組むことがない利用者を代表にモデルになってもらい、みんなから「きれい！」や「かっこよくなった！」などの声かけがあり、「わたしも洗顔したい！」と嬉しくなっている姿が見られたことは見守る側としては嬉しいものでした。
2時間という短い時間の中ではありましたが、これを機会に普段からの身だしなみ、清潔にすることが少しでも気が付き身についていけばと思いました。
講師の方には様々な特性をもつ利用者に戸惑いもあったかと思われますが、興味を引くようにお話を頂き、有意義な時間を作っていただきました。まことにありがとうございました。