TOPサステナビリティサステナビリティニュース2020年支援学校・支援施設にて「身だしなみ教室」を開催しました。

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コミュニティ参画・発展 教育支援の取り組み2020.03.03

支援学校・支援施設にて「身だしなみ教室」を開催しました。

 マンダムでは、知的障がいのある方の自立支援の一環として、社会で必要とされる“身だしなみ”を身につけていただくことを目的に、「身だしなみ教室」を実施しています。

 

 2019年10月~12月は下記の支援学校・支援施設4校で「身だしなみ教室」を開催しました。

  • 10月2日(水)社会福祉法人ライフサポート協会 生活訓練つみき(参加者:12名)
  • 10月24日(木)大阪府立むらの高等支援学校(参加者:28名)
  • 11月12日(火)社会福祉法人あさか会自立訓練事業所STAIR(参加者:12名)
  • 12月20日(金)大阪府立吹田支援学校(参加者:32名)

 各学校・施設の担当者さまと事前に打ち合わせを行い、受講いただく皆さまに特に理解していただきたい「身だしなみ」や、「おしゃれ」と「身だしなみ」との違いについてポイントを確認し講義内容を決定しました。
 前半の「本日の身だしなみチェック」のコーナーでは、身だしなみについてイメージしやすいイラスト入りのチェックシートなどを活用し、自分自身で気をつける、また気付くことの大切さを理解していただきました。
 後半の化粧品を使用した体験コーナーでは、化粧品を開封するところから始め、洗顔・洗顔後のスキンケア・髪の寝ぐせ直し・汗をかいた身体のボディケアを正しい使用方法で行うことで、卒業後の就労や社会参加に向けた清潔感のある身だしなみを全員で学んでいただくことができました。

 最初は緊張していた受講生の皆さまも講義が進むにつれ驚きや楽しさが表情にあらわれるようになり、和やかな雰囲気で身だしなみ教室を開催することができました。
 開催にあたりご協力いただきました各関係者の皆さま、本当にありがとうございました。後日、生徒の皆さまより授業後の振り返りシートや感想文をいただきましたので、その一部を紹介させていただきます。


【コメント】社会福祉法人ライフサポート協会 生活訓練つみき 高橋 優子さま

 生活訓練つみきは、障がいのある18歳以上の方が3年間という枠の中で楽しいという体験の中から仲間とともに自分のペースで成長していくことをモットーにしている場所です。
 今年も身だしなみ教室を開催していただきありがとうございました。「モテる」という言葉に敏感な男子学生たちは前のめりになって洗顔の泡立て方を真剣に聞き、洗顔後は「さっぱりしたわ~!」と言って帰ってきました。女子学生はなかなか普段はしないパック体験に心躍り、一生懸命自分でパックを広げて顔につける姿、パック体験後は「もちもち~」と自分の肌を触って見せてくることも。身だしなみ教室の次の日には、「今日、寝ぐせ直し使ってきてん~」という学生もいて、とてもいい刺激を頂いたんだなと感じました。
 身だしなみ教室という貴重な体験をさせていただき毎年感謝でいっぱいです。 また学生たちに教えに来ていただきたいと思います。本当にありがとうございました


【コメント】大阪府立むらの高等支援学校 進路指導部 鳥井 睦子さま

 前年度に引き続き今年も男子生徒女子生徒共にマンダム様に身だしなみ講習をご指導いただきました。まずはチェックシートを用いて自分たちの身だしなみの確認を行いました。
 “髪”、“顔”、“爪”の項目について不十分な生徒たちが多い中、“身だしなみ”と“おしゃれ”の違いについて説明を受けました。人の第一印象は7秒で決まるという話をよく耳にしますが、特に目に入るのは髪と顔の部分になるかと思います。普段身だしなみを意識できていない生徒たちにとって、洗顔前と洗顔後の自分たちの顔を鏡で見て確認できたことは、とても分かりやすい“変化の気付き”になったと思います。また、洗顔することや整髪料を使用して身だしなみを整えることの“気持ちよさ”も体感することができました。
 生徒たちの社会生活での自立に向けて、講習で学んだことを活かした指導を今後も続けていきたいと考えております。ありがとうございました。


【コメント】社会福祉法人あさか会 自立訓練事業所STAIR 波多 貴美子さま

 この度初めてマンダム様に外部講師として当事業所にお越しいただき、「身だしなみ教室」を開催していただきました。
 まずは、“身だしなみ”と“おしゃれ”の違いから教えていただき、その後身だしなみチェックシートを使って自分の身だしなみは整っているのか、鏡を見ながら確認していただきました。
 男性利用者は特に、普段から鏡を意識して見るという機会があまりないので、自分の身だしなみがどうなのか、しっかりと向き合うとても良い機会になったと思います。なかでも実際にマンダム様の商品を使っての実践では、泡ででてくる洗顔フォームや、洗顔後のお肌や、顔パック後のお肌など、驚きと感動の連続だったようで、あちこちから「ぷるぷる~!」「つるつる~!」という声が聞こえてきました。
 どの利用者さんもみんな笑顔で、普段こちらが鏡で身だしなみを確認するよう声をかけてもなんとなく鏡を避けがちだった方々が、自らのぞき込むように何度も鏡を見ている姿はとても印象的でした。
 就職を目指す方が通う当事業所の支援員としては、日ごろから身だしなみを整えるよう声をかけてはいたのですが、言われたその瞬間に身だしなみを気をつけることができたとしても、本人が意識して改善するものではなかったので、継続することが難しいというのが現状でした。しかし、今回マンダム様に身だしなみ教室を開催していただき、実践を通してビフォー・アフターの変化を身をもって感じてもらうことができ、さらに実践で使用した商品を持ち帰ることができたおかげで、さっそく次の日から「寝ぐせ直してきました!」と言う方が続出し、見だしなみ教室で得られた効果の大きさに驚いています。
 本当にありがとうございました!!


【コメント】大阪府立吹田支援学校 進路担当 米谷 啓子さま

 今年度は男女合同で「身だしなみ教室」を開催していただきありがとうございました。事前打ち合わせも丁寧にしていただき、どうすれば生徒が理解しやすいかを第一に考えて下さった姿勢に感謝の気持ちでいっぱいです。
 当日の生徒たちは、少し緊張しながら「身だしなみチェックシート」を使って、友だち同士「〇」や「×」の判定をしあうことからスタートしました。人の目というものを少し感じることができたように思えました。
 缶から泡が出てくる魅力的な商品を使っての洗顔は、女子に大人気でした。代表者の洗顔の様子をしっかりと覚えて、「家に帰ってすぐに使ってみた」という声が、翌日多く聞かれました。肌荒れやニキビを気にしている生徒には「ぬるま湯でこすらずに優しく洗う」というアドバイスが印象に残っているようでした。
 保湿をするという意識もあまりなかった生徒たちでしたが、男子はスキンローション、女子はシートマスクを体験してみて、使用後のしっとり感に驚いていました。
 貴重な体験をさせて頂き、また、外見だけでなく「笑顔でしっかりあいさつする」ことも大切なことだと教えていただきました。
 ありがとうございました。今後ともよろしくおねがいいたします。

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