サステナビリティ上の重要課題(マテリアリティ) Important Sustainability Issues (Materiality)

重要課題5 持続可能な原材料調達

コミットメント

パーム油や紙などの倫理的な調達を行い、森林や生物多様性の保全に努める他、環境、労働環境、人権への対応など、​サプライチェーン全体を通じて企業の社会的責任を果たします。​

私たちマンダムグループは、ビジネスと人権に関する国連指導原則に従って、当社の事業と関係する人権に対する​負の影響を特定し、予防、軽減する取り組みを進めてまいります。人権デューデリジェンスによって、人権に負の影響を​引き起こし、助長したことが明らかになった場合には、適切かつ効果的な救済措置を講じるよう努めます。​

また、取引関係によって私たちの商品・サービスが人権への負の影響に直接関係している場合には、​是正に向けた役割を果たすことがあることも認識しています。

関連するSDGs

6 安全な水とトイレを世界中に8 働きがいも経済成長も12 つくる責任つかう責任13 気候変動に具体的な対策を14 海の豊かさを守ろう15 陸の豊かさも守ろう17 パートナーシップで目標を達成しよう

取り組み

持続可能なパーム油の調達

パーム油に係わる環境・社会問題

パーム油はパンや、ポテトチップスなどの加工食品、洗剤やシャンプーなどの消費財にも使用される、世界で一番多く使われている植物油です。しかし、その生産に伴う開発は、東南アジアの熱帯林破壊をもたらす主因として指摘されてきました。また、火災や泥炭地開発がもたらす気候変動(地球温暖化)への影響、開発に伴う人権侵害、アブラヤシ農園での劣悪な労働環境など、パーム油の生産に関わる問題はどれも深刻なものばかりです。

RSPO認証油の調達

マンダムでは、原材料産地の社会課題や環境への影響に配慮した持続可能なパーム油(RSPO認証油)の調達に向けて、マンダムでは、2018年3月にRSPO※に加盟しており、2021年3月には国内唯一の生産拠点である福崎工場においてRSPOサプライチェーン認証を取得し、2021年5月よりMB(マスバランス)認証油の調達を開始しました。

2023年度は、福崎工場での使用において、一部原料でマスバランス方式でのRSPO認証パーム油の調達を行ったほか、 最も使用量の多い原料を含めた10原料について、全量分のRSPOサプライチェーン認証モデル「ブックアンドクレーム方式」による認証証書の購入が完了しました。 その他の原料についても、今後、段階的に認証証書購入を増やしていく予定です。 なお、ブックアンドクレームのクレジットにつきましては、RSPO認証を取得した小規模パーム農家を支援するクレジットの購入も行っています。​

RSPO:Roundtable on Sustainable Palm Oil(持続可能なパーム油のための円卓会議)

4-1362-21-100-00

私たちの進捗状況は、 www.rspo.org からご確認ください。

「持続可能なパーム油の調達」に関しては、下記ページにて、さらに詳しい情報を掲載しておりますので、ご確認ください。