海外での取り組み Overseas Initiatives
インドネシアでの取り組み
インドネシアでのCSR活動
当社のインドネシア連結子会社であるマンダムインドネシア(会社名:PT Mandom Indonesia Tbk、1993年9月ジャカルタ証券取引所へ上場)においても、人権、労働、環境、腐敗防止に配慮したCSR活動を推進しています。詳しくは、マンダムインドネシア公式WEBサイトをご参考ください。
マレーシアでの取り組み
マレーシア・サラワク州「オランウータンの森」保全活動
「マレーシア・サラワク州「オランウータンの森」保全活動は、日本とマレーシアとの「国交樹立60周年」と
公益社団法人日本マレーシア協会
さまの創立60周年に際し、企画されたものです。
公益社団法人日本マレーシア協会さまによると、保全活動を実施するサラワク州のセメンゴ自然保護区(740ha)は、1920年にサラワク州初の保護林として指定され、1975年にオランウータンをはじめとする野生の希少な動植物を保護するための「自然保護区」となり、現在は26頭のオランウータンが森の中に生息しながら保護されています。しかしながら、保護区の周辺における開発の影響で、周辺地域の森林劣化がみられるなど、オランウータンの生存圏の縮小が危惧されているとのことです。
この保全活動は、自然保護区の北端に位置する「ランデ区域(約20ha)」にて、オランウータンが食するドリアンなどの果樹やフタバガキ科等在来種の苗木(目標:3,000本)を植林することで森林の多様化を図り、セメンゴ自然保護区で暮らすオランウータンの生存圏を拡大して「オランウータンの森」を保全することを目的としています。なお、現地での植林およびメンテナンス作業は、同協会さまが、サラワク州森林局や地域住民の協力を得て実施されており、植林後3年間、毎年度末に植栽木の成長状況の報告も行われるとのことです。
今回、マンダムでは、この保全活動の主旨を理解し、ささやかながら以下のご協力をさせていただきました。
~実施場所~
マレーシア・サラワク州クチン地区セメンゴ自然保護区内ランデ区域
~植林樹種・方法~
以下の在来種の果樹を各20本、計100本を自然即応式(ラインプランディング)にて植林していただきました。(作業期間:2018年3月末から4月初旬)
- コパラミツ Artocarpus integer
- パラミツ Artocarpus heterophyllus
- パンノキ Artocarupus altilis
- ランブータン Nephelium lappaceum L.
- クドンドン Spondias dulcis
現地の方々やこの保全活動に参加・協力されている方々とともに、今後の植栽木の成長と保護区で暮らすオランウータンの生存圏の保全と拡大を願いたいと思います。