教育支援の取り組み Educational Support Activities
支援学校※や施設での「身だしなみ教室」
知的障がいのある方の自立支援の一環として、就労するにあたり社会で必要とされる“身だしなみ”を身につけていただくことを目的に、2004 年度より「身だしなみ教室」を継続的に実施しています。
「身だしなみ教室」は知的障がいのある方を対象に開催しているため、“初めて化粧品を使用する人”を想定して、商品の開け方、使い方、しまい方、そして社会へ出て必要とされる“身だしなみ”については“おしゃれとの違い”をハッキリとお伝えし、“清潔感”をキーワードに講義を進めています。商品の使い方では、洗顔、スキンケア、寝ぐせ直し、ボディケアについて体験学習を行い、“化粧品が持つ気持ち良さ、楽しさ”を実感していただきます。
社員が講師となり「身だしなみ」について説明
「洗顔・スキンケアの体験学習」
最初は緊張していた皆さんも、実際に化粧品を使用してもらいながら講義を進めていくと、表情が次第に柔らかくなり笑顔に変わっていきます。
今後も「身だしなみ教室」を継続的に開催し、知的障がいのある方への就労支援と、化粧品を使うことによる自身の変化への喜びと自信にお役立ちできればと考えています。
2023~2024年開催実績
その他の教育支援の取り組み
広島大学 小学生向け「体験化学教室」に協賛
マンダムでは、2022年より広島大学にて毎年開催されている、小学生向け「体験化学教室」に協賛しております。理科の勉強が始まる小学3年生と4年生を対象に、3つの実験「炎色反応」「ガラス細工」「水溶液の性質変化」を行い、子ども達に化学の世界を紹介しています。
昨今、安全面への配慮や、新型コロナウイルスの流行により、子ども達が化学に触れる機会、興味を持つ機会が減っているのではないかということが、体験化学教室を主宰した広島大学・大学院総合生命科学研究科の石原教授とマンダムとの共通の危機感としてありました。そこで、「子ども達に少しでも化学に興味を持ってもらいたい」と想いから、マンダムも協賛しております。
実験内容
「炎色反応」とは、「魔法の炎」と題したろうそく作りの実験です。金属粉など、様々な粉末をろうそくに混ぜることで、着火後の色が変化します。色とりどりの炎に、子ども達からは感動の歓声が上がりました。
「ガラス細工」は、ガラス細工によるマドラー作りです。色とりどりのガラスビーズをガラス菅に詰め、管の先をガスバーナーで溶かし、封をします。実験後も記憶に残りやすいように、完成した個性溢れるマドラーは、お土産として持ち帰っていただきました。
「水溶液の性質変化」とは、熱湯で色素を煮出した紫キャベツの絞り汁に、レモン汁やジュースなどの身近な水溶液を加えて、色の変化を見る実験です。子ども達が持参した、身近な水溶液から化学変化を勉強することで、興味や探求心をくすぐりました。