製品の安全・安心への取り組み Approach to Product Safety and Reliability

マンダムにおける安全・安心への取り組みについて

マンダムでは、生活者の皆様に安全で、そして安心してご使用いただける化粧品を提供するために、マンダム安全基準の適合(安全品質)を確保した上で、生活者満足の適合(安心品質)を目指した取組みを行っています。

1. 化粧品開発プロセスにおける安全・安心の考え方

原料選択

マンダムでは、原料の安全性情報や採用実績あるいは評価試験結果などを解析し、自社の原料基準への適合性を安全性評価フローに従って確認した上で、安全性に問題ないもののみを化粧品原料として採用しています。

製品に使用する成分の考え方

製剤開発

製剤開発においては、使用目的・使用方法に応じてとくに皮膚刺激性および眼刺激性についての安全性リスクを、ヒトクローズドパッチテスト、スティンギングテスト、細胞毒性試験などにより確認しています。

商品評価

最終的には、生活者の実使用状況を考慮した使用試験を行って、誤使用も想定した安全性リスクの有無を確認し、生活者視点に立った機能訴求や注意表示を行うなど、商品の安全性確保とともに、安心してお使いいただけるように商品設計しています。

2. 安全性評価方法

皮膚の一次刺激

3次元培養皮膚細胞試験
試料を3次元培養皮膚モデルに曝露し、皮膚一次刺激性を確認しています。

ヒトクローズドパッチテスト
試料を24時間閉塞塗布し、ヒトの肌への影響がないことを 確認しています。

皮膚の感覚刺激

スティンギングテスト
試料を眼下部位に塗布し、かゆみやヒリヒリ感などを引き起こさないことを確認しています。

皮膚アレルギー反応

アレルギーテスト(ヒト連続パッチテスト:Human Repeated Insult Patch Test)
試料を皮膚に複数回繰り返し塗布し、その後2週間の期間をおいてさらに1回塗布した後、皮膚アレルギー性を示さないことを確認しています。

その他皮膚トラブル

コメドジェニックテスト
試料を皮膚に複数回繰り返し塗布し、最終的に組織学的な検査を行い、コメド(ニキビの初期症状)が形成されないことを確認しています。

眼に対する刺激

SIRC(Rabbit corneal cell line)試験/3次元培養角膜細胞試験
試料をSIRC(主に化粧品原料の評価)もしくは3次元培養角膜モデル(主に製剤系の評価)に曝露し、眼刺激性を確認しています。

総合評価

使用試験
原料および製剤での安全性を十分に確認した後、実際にその商品が使われる環境下で実使用上問題がないことを、使用試験により確認しています。

3. 防腐剤フリー処方について

マンダムでは、肌にやさしい保湿成分アルカンジオールを応用することで、独自技術として「防腐剤フリー(防腐剤無添加)」の化粧品を提供しています。